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バーバリーCEOのアップル転身は、女性にとって損か得か?

2013年10月21日 広報室

アディド・バリュー社のブランドディレクターNina Rahmatallahによる記事の翻訳です。
アンジェラ・アーレンツ(バーバリー社のCEO)がアップル社に転身することに関するツイートを探すと、多くの人々がそれを大きなロス(損失)だと捉えていることがわかります。バーバリーにとっての損失であることは当然であり、また女性にとっての損失であるとも見られています。
これにより、FTSE100(イギリスの株式代表銘柄)企業における女性CEOは2人になります。また、一種のフラストレーションや失望が、グローバルな女性ビジネスのコミュニティ内で広がっているようです。世界の大企業のリーダーに女性が少ないことに対するフラストレーションは理解できます。しかし、いわゆる女性にとっての損失だという失望に対しては、理解しがたいものを感じます。
アンジェラ・アーレンツは亡くなっていませんし、引退もしていません。彼女は、その素晴らしく、居心地のいい組織とブランドを離れることを決めました。そのブランドの再建においては、彼女は主要な役割を果たしました。
アンジェラは、バーバリーで偉業を成し遂げましたが、彼女の新しいチャレンジは、その偉業を小さく見せてしまうほどです。アップルは、会社の規模や売上高などで大きいだけでなく、他とはかなり違います。両方とも非常に羨望され、かつよく知られたブランドであり、デジタルの世界をそのコミュニケーションにシームレスに統合している点では似ています。しかし、ここからは違います。アンジェラは、魅力的で贅沢な世界から、ウィジットやインターフェースの世界に行くことになります。エレガンスと美の世界から機能と容易さの世界へ、イギリスからグローバルへ、排他的な世界からマス(大衆)の世界へと移ります。
ビジネスにおける女性の損失という文脈でこの動きを捉えると、それほど大きなことではないように思われます。ここでの唯一の損失を挙げれば、CEOという肩書(がなくなること)に過ぎないように見えます。我々ビジネス界の女性にとっても、それ以外のことは全て得ではないでしょうか?
おそらく、平等(もしくは不平等)を測ることが、問題を引き起こしています。世界の大企業の女性CEOの数を見てしまうと、誤解に繋がります。まず第一に、このサイズと規模の会社は、決して一人の人では率いることができません。そして、ビジネス界の一人の女性として、私は肩書やポジション、責任のレベルよりもむしろ野望や達成するものに魅力を感じます。
アンジェラの転身するという決定は、それ自体が勇気や野望を持つ人を奮い立たせます。しかし、もし彼女が成功すれば、その決定は、彼女を最も成功した女性というだけでなく、最も成功したビジネスパーソンにした素晴らしい功績になるでしょう。
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