強いブランドは感情のレベルまで消費者と結びついている、消費者の感情を深く理解できる調査ソリューション『NeedScope(ニードスコープ)』のご紹介
成功しているブランドは、消費者のニーズと、ブランドの提供価値が表裏一体となっているケースが多い
成功している強いブランドの多くは、消費者ニーズとブランドが提供する価値観が明確に結びついています。消費者のニーズに合致した、製品特徴だけでない情緒価値やブランドの象徴を重ねていき一貫性のある心象を残すブランドづくりを進めることが強いブランドの創造のためには欠かせません。

なぜ情緒価値が大事なのか?
消費者の多くは理性的/論理的に考えた結果だけではなく、喜びや悲しみなどの感情によって最終的な購買決定を行っています。 実際に様々な調査からも、消費者はどう考えるかだけではなく、どう感じるかに基づいて購入決定をしていることが分かっています。一連の段階を踏み順序だてて考え購入決定をするよりも、感情や記憶をもとにブランドをある種の情報手掛かりとして脳の中で判断しているからです。そして、選ばれ続けるブランドはこの感情に訴えかける強さを持っています。
単に機能的に満足いく製品やサービスを提供するだけでなく、消費者の琴線に触れるような製品デザイン、情緒的なコミュニケーションやサービスを通じて消費者とブランドの間に強い関係性や信頼性を築くことはブランドを成功に導くためには欠かすことのできない要素です 。

一連のマーケティングプロセスにおいて、一貫性を持つことが大切
強いブランドを育む際には、全てのマーケティングプロセスを通して避けては通れないビジネス上の課題が定期的に生じます。大切なのは、マーケティングプロセスを通して、一貫したブランドの方向性を持つべきという考えを念頭において、課題に対して答えを出していくことです。

強いブランドを創造するために、情緒を理解する調査ソリューション
消費者の感情を深く理解することができるKantar の独自の調査・分析サービス「NeedScope(ニードスコープ)」では、従来では到達できなかった消費者の情緒的側面を明らかにし、ブランドが目標を達成するために、どのようにポジショニングをとれば良いか、タッチポイントで一貫性ある顧客経験を提供していくための示唆を提供することが可能です。また、戦略的で競合優位性を持つ強いブランドを創造するのに役立ちます。
NeedScopeが提供する3つの価値
- ブランドを成長させるために、複数のブランドの中から自社ブランドを選択するきっかけとなる 「感情」を明らかにします。
- 強いブランド作りにとって重要な要素として、自社ブランドだけではなく、市場全体の中での競合との相対的な関係性を把握し、優れている点・課題点を明確にします。
- その後の、それらを戦略と明確なアクションプランの作成に活かすことができます。
マーケティングプロセスに沿ったソリューション提供
「NeedScope」の統合されたシステムの中では、一連のマーケティングプロセスにおいて各プロセスの理解を深め、ブランドが抱える課題を解決することが可能です。

その他の応用例
- ブランドポートフォリオの管理
ブランドポートフォリオを評価し、市場環境に応じて継続的に修正・拡大していくためには、既存のブランドと合わせて新しい機会がどこにあるのかを特定することが必要になります。そのために「NeedScope」は、そのカテゴリーのニーズモデルを正しく理解し、創り上げることができます。また、複数のブランドを所有している場合には、どのようにしてブランドの関係性・役目を管理し、未充足ニーズと成長の可能性がどこにあるのかを明らかにすることができます。
- ブランドパーパス(ブランドの存在意義)を創造
「NeedScope」は、ブランドの存在意義をターゲットに対して効果的に伝える方法を提供するとともに、それがどの程度消費者の共感を得られているのか、についても同時に理解することができます 。
NeedScopeのユニークな特徴
- 強いブランド作りの枠組み
強いブランドを創造することはマーケティングに関わる人すべての目標だと思います。 「NeedScope」では、「ブランドの強さ」を4つの要素で評価することにより、成功の要因を特定し、競争で勝ち抜く手助けをします。

- 投影法を使った聞き方
「NeedScope」は投影法を活用することで、消費者の潜在意識に潜む情緒ニーズにアプローチします。投影法を用いることで、普段人間が無意識に行ってしまう「合理的に見せたい」という傾向にとらわれることのない、本当の動機・感情を理解していきます。これらの潜在意識に潜む情緒ニーズは、従来のセグメンテーション調査で明らかにすることは難しいといわれています。
- ワールドクラスのソリューション
「NeedScope」は、115か国、15,000以上の調査においてブランド作りの基盤となり、売上を伸ばすことに貢献しています。8,500を超えるブランドのグローバルデータベースを保有しており、ブランドの強さの理解に役立てることができます。国内でも、多様なカテゴリーで実施経験があります。

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