2014.05.28

ルイ・ヴィトンの評価。「満足」で中国が日本を上回る

[トピックス]中国と日本の消費者のルイ・ヴィトン評価。「満足」で中国が日本を上回る
– ブランド力調査。日本、中国、アメリカ、フランスの比較 –

市場調査会社の株式会社カンター・ジャパン(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:大竹秀彦)は、2013年9月から11月にかけて、高級ブランドの認知や評価などについて日本・中国・アメリカ・フランスの4ヵ国でインターネット調査を行いました。すると、ルイ・ヴィトンに対し、「満足・このブランドしか買わない」と捉えている人の割合(ポイント)では、中国が一番高いことがわかりました。

<調査対象>

・対象国:日本、中国、アメリカ、フランス
・対象者:18歳から65歳の男女で、過去12ヵ月の間にデザイナー(ブランド)の洋服やアクセサリーを購入し、かつ洋・服を買うことに興味のある人
・対象者数:日本・アメリカ・フランスはそれぞれ400名、中国は300名

※全文PDFのダウンロードはこちらです。

■ ルイ・ヴィトンの認知・使用経験はどの国でも高い
各国の消費者に対し、「ルイ・ヴィトンを知っているか」、「製品を使ったことがあるか」などの質問を行い、それを『認知・使用経験スコア』として100点満点で評価しました。点数が100点に近ければ、「知っている」、「使ったことがある」と回答した人の割合が高く、0点に近ければ、「知っている」、「使ったことがある」と回答した人の割合が低いことを意味します。

(図は全文PDFをご確認ください)

すると、日本とフランスが87点、中国が79点、アメリカが77点と概ね高い結果になりました。

■ 購入の選択肢に入るブランドとしてもルイ・ヴィトンの数値は高い
次に、「ルイ・ヴィトン(の製品)を評価しているか」、「購入の選択肢に入るブランドか」などの質問を行い、それを『購入選択スコア』として100点満点で評価しました。

(図は全文PDFをご確認ください)

すると、日本が53点で、中国の51点、フランスの45点、アメリカの38点を上回りました。

■ 満足では中国が一番高く、日本がその次に高い
さらに、「ルイ・ヴィトン(の製品)に満足しているか」、「他のブランドよりもルイ・ヴィトンを買いたいと思うか」などの質問を行い、それを『満足スコア』として100点満点で評価しました。

(図は全文PDFをご確認ください)

すると、中国が18点で一番高く、日本の12点、アメリカの6点、フランスの5点が続く結果になりました。

■ まとめ
上記調査の『満足スコア』で10点を超えるブランドは多くありません。このことから、中国と日本の消費者のルイ・ヴィトンに対する評価の高さがわかります。

■ 調査概要
この調査は、カンター・ジャパンのグループ会社であるミルウォード・ブラウン社が年一回実施している製品・サービスブランドに関する調査の一部です。

・調査名称:『ブランドZ』
・調査時期:2013年9月から11月
・調査国:日本、中国、アメリカ、フランス
・調査対象:18歳から65歳の男女で、過去12ヵ月の間にデザイナー(ブランド)の洋服やアクセサリーを購入し、かつ洋服を買うことに興味のある人
・対象者数:日本・アメリカ・フランスはそれぞれ400名、中国は300名
・調査方法:インターネット調査

※本文を引用される際は、出典を「カンター・ジャパン」と記してください。

(参考)
この『ブランドZ』の結果は、世界最大手の広告会社であるイギリスのWPPグループが毎年行っているブランド価値ランキング(『ブランドZ Top100 Ranking』)で用いられています。ルイ・ヴィトンはランキングの100位以内に入っており、今年のランキングでは全体で30位、高級ブランド(Luxury)部門で1位でした。

(図は全文PDFをご確認ください)

この記事をシェアする
 

関連記事