KANTAR MILLWARD BROWN

2016年、世界で最も価値のあるブランドTOP100 — WPPブランド価値ランキング

2016年6月30日 広報室

GoogleがAppleを上回り、ブランド価値1位を奪還。
世界で最も価値のある日本ブランドは、トヨタ。
—BrandZ™ Top 100 Most Valuable Global Brands Ranking —

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カンター・ジャパンは、世界最大の広告会社WPP(ダブリューピーピー)の子会社です。WPPグループは、今年で11年目となる2016年の世界のブランド価値ランキング(『BrandZ™ Top 100 Most Valuable Global Brands Ranking (最も価値のあるグローバルブランド トップ100ランキング)』)を発表いたしました。このブランド価値の算出は、WPPのデータ・インベスト部門を担うカンター・グループのミルウォード・ブラウン社が行っています。消費者調査に基づいて測定されたブランド資産と、企業の経済的な業績分析を組み合わせた唯一のこのレポートは、業績と株価の向上にブランドがもたらす価値を明らかにしており、毎年企業やブランドの注目を集めています。

今年のブランド価値1位はGoogle(グーグル)が奪還

今年度、最もブランド価値が高いと評価されたブランドはGoogle(グーグル)です。前年トップのApple(アップル)から奪還した理由は、Googleが企業価値を32%増の2,290億ドルに拡大させたのに対し、Appleは▼8%の2,280億ドルに縮小したことにあります。

昨年に引き続きMicrosoft(マイクロソフト)は3位にとどまり、Facebook(Facebook)とAmazon(アマゾン)が初めてトップ10入りとなりました。また、トップ100のブランドが保有する価値総額は、前年比3%増の3.4兆ドルに達しています。

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【参照】
Ranking Infographic of 2016 BrandZ? Top 100 Most Valuable Global Brands

Amazon、Starbucks、Facebookの躍進

今年のランキングで上位に入っている世界の最強ブランドは、この一年、中国経済の低迷をはじめとする世界的な経済混乱に直面しながらも安定した業績を上げています。その中でも目立って成長を遂げたブランドは、ブランド体験を通して自社のイノベーションをコンシューマーに提示している企業と言えます。こういった破壊力をもったブランドは多くの方法で自社の提供する商品やサービスの現状を変えようとしています。消費者のニーズや欲求を取り巻く多面的なシステムの構築を目指し、新たなカテゴリーに参入して多様化を図るケースも数多く見られるのです。
今年のランキングで最も価値を上げたトップ3ブランドであるAmazon(アマゾン)、Starbucks(スターバックス)、Facebookについてはそれが当てはまると言えるでしょう。
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アマゾンは請負業者を使って独自のロジスティックスを構築し、それによって自社コンテンツ内で、フレキシブルかつ1時間以内といった速やかな配送オプションの提供を可能にしました。Facebookは、登録会員による利用を持続させるために出版社が作成したオリジナルコンテンツの提供を開始。スターバックスは、「タップ&ゴー」アプリを使用したeコマース分野に乗り出し、コールドドリンクと塩味の軽食メニューの品揃えを強化すると同時に、ビールやワインなどの関連商品の売り上げを伸ばしています。
ランキングを発表したThe Store WPPのEMEA・アジア地域担当 CEOのデビッド・ロスは次のように語っています。「業種を問わず成長するブランドというのは、サービスの提供の仕方を変革し、コンシューマー体験を向上させたり新形態を導入するなどして新製品や新技術を凌ぐイノベーションを生み出します。ブランドがすでに持っている力に自社プラットフォームの強みを組み合わせることで、セクターの垣根を超えた事業展開を短期間に成功させることができるのです。」

世界で最も価値のある日本のブランドはToyota(トヨタ)

日本のブランドでは、自動車の3ブランド(Toyota、Honda、Nissan)と通信の2ブランド(NTT、Softbank)が、すべて前年より順位を上げて100位以内に入りました。2006年からの11年間、Toyota(トヨタ)は常に日本ブランドのトップです。

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今年を含め過去10年において、常に100位以内にランクインしているのは、日本の自動車3ブランドです。また、そのランク推移を見ても安定したトヨタブランドの強さがうかがえます。

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まとめ

ブランドのもつ破壊力が企業価値の拡大を促進し、ランキング自体の結果に表れると言えます。2016年100位以内にランクインしたブランドの半数近く(46社)は、この調査が開始された2006年よりも後にランク入りしており、残る半数(54社)は、最初のランキング発表以来、常にランキングに名を連ねています。これは、有力ブランドがいかに長期にわたり価値を維持できているかを示しており、また同時に新しいブランドが現状を打破しうることも示唆しています。
【参照】
今年のトップ10ブランドのこれまでの推移をまとめたものはこちら

『BrandZ™』(ブランジー)『BrandZ™ Top100 Ranking』(ブランジー・トップ100ランキング)について

BrandZ(ブランジー)は世界最大のブランド資産データベースです。 世界中で、毎年400調査程度、150,000人以上の消費者アンケート結果から集められるブランドに関するデータで構成されており、1998年につくられて以来、毎年更新されています。

直接消費者に対して行うアンケートでは、彼らが実際に買い物をしているカテゴリーについて評価をしてもらうことで、ユーザーの実体験に則した評価がデータに反映されています。データベースには、消費財(FMCG)、耐久消費財、サービス、店舗、企業ブランドなど、200以上の多岐にわたるカテゴリにおいて、約60,000以上のブランドの結果が含まれています。

※BrandZは、ミルウォード・ブラウンのブランドエクイティ評価モデルであるBrandDynamicsアプローチに基づいており、セールスとの実証実験を繰り返すことで定期的に開発・改善が行われています。

また、BrandZではアンケートを通して得られた結果をもとに、ブランド資産を金額換算し、毎年ランキングを発表しています。このブランド価値ランキングは、WPPグループが2006年より年に一度発表しているもので、今年で11年目となります。

ここでいうブランドとは、主に個々の製品・サービスブランドの集合体を指しています。例えば、コカ・コーラは、飲料のコカ・コーラを意味します。ブランド価値の算出は、各企業の公開財務情報やミルウォード・ブラウン社が年に一度実施しているブランドに関する消費者調査(『BrandZ™(ブランジー)』)の結果を用いて行われています。
【参照】
ランキングの詳細版(英語)は、ミルウォード・ブラウンのウェブサイトで公開中→こちら


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