KANTAR TNS

InstagramとSnapchatの成長は、ブランドにとっての新たなチャンス。

2016年9月28日 広報室

InstagramとSnapchatの成長は、ブランドにとっての新たなチャンス。 この2年でアジア・パシフィック地域におけるユーザー数は倍増!

カンター・ジャパンは、世界57か国、計7万人の消費者を対象に2016年に実施したモバイル・タブレットなどのデジタル機器やデジタル関連サービスの消費・利用動向調査「CONNECTED LIFE」のデータやレポートの提供を開始いたします。本調査は、企業の業務分野における消費者行動がどのように変化しているのかを理解するだけにとどまらず、近年様々なタッチポイントが拡大する「コネクテッド・ワールド」におけるブランドや企業のベストな意思決定に貢献いたします。

急増するソーシャルメディア・プラットフォームであるInstagram(インスタグラム)とSnapchat(スナップチャット)、今回は、日本を含むアジア・パシフィック地域における利用実態の公開とともに、これらのソーシャルチャネルの成長をチャンスと捉えるブランドや企業に向けたTIPSをご紹介いたします。

日本、およびアジア・パシフィック地域にみる、Instagram とSnapchatの急騰する利用率
APAC利用率.gif

アジア・パシフィック地域のスマートフォンユーザーは今や10億人を超えると言われており、文字を必要としない手軽さとモバイル技術の発展により高性能化し続けるスマートフォンのカメラを使って、ユーザーは写真を撮ってすぐに共有することができるInstagramやSnapchatなどの写真共有プラットフォームを利用する機会が年々増えています。Instagramの利用者はマレーシアで最も多く、週1回以上のネットユーザーの73%がInstagramを使って綺麗に編集した写真をフォロワーと共有しています。香港とシンガポールでの人気も高く、それぞれ70%と63%がInstagramを利用しています。
一方、カスタマイズした「消える」写真を送る人気の高まりを受けて、Snapchatもアジア・パシフィック地域各地で利用が伸びています。Snapchatが最も浸透しているのは香港で、利用者は約半数(46%)にのぼります。またシンガポールやマレーシア、ニュージーランド、オーストラリアでは、約3人に1人がSnapchatで写真を送っています。

日本の利用率.gif

日本においても、スマートフォンユーザーは5,580万人を超え、週1回以上のネットユーザーの24%がInstagramを、9%がSnapchatを利用しており、前年(2015年)の利用率(Instagram13%、Snapchat4%)と比較してもほぼ倍増となります。

Chart.gif

InstagramとSnapchatの人気が上昇しているのはアジアの先進国だけではありません。アジアの開発途上国も遅れをとっておらず、平均すると週1回以上のネットユーザーの40%がInstagramを、13%がSnapchatを利用しています。モバイルが優先されるこうした国々では、多くの人々にとってインターネットへの中心アクセスポイントとなるソーシャルメディアがウェブ経験の全体を占めており、モバイルの浸透率と共にこれらのプラットフォームの利用が急激に増加しているのです。Instagramはこうした国々における主要な写真プラットフォームであり、その利用者はベトナムでは24%、カンボジアでは16%となっています。

ユーザーの年齢層

ソーシャルメディアにおける最大のユーザーグループはどのプラットフォームでも若年層ですが、55-65歳の高年層の間でも勢いを増しています。アジア・パシフィック地域の55-65歳の高年層ユーザーの5人に1人(19%)がInstagramを利用しており、これは、昨年同時期に比べて47%もの増加です。瞬間をとらえた写真を共有することへの関心も高まりを見せており55-65歳のSnapchat利用者の割合は9%で、2015年から2%増となっています。これは、日本においても同じ傾向と言えるでしょう。

消費者の関心を引くには、インフルエンサーを活用する

InstagramとSnapchatのようなプラットフォームの台頭は、ブランドや企業にとっては消費者をとらえる新たな機会を意味します。しかし、ブランドは多様化するソーシャルメディアを活用するにあたって、消費者の態度の変化に注意する必要があるのです。2016年の「CONNECTED LIFE」調査では、日本のインターネットユーザーの約4分の1(23%)が、ブランドが発信したソーシャルメディアの投稿やコンテンツを「積極的に無視」していることが明らかになりました。また、同じく4分の1の(25%)が、すでにオンライン広告に「常に追い回されている」と感じていることを踏まえると、消費者にアドブロッキングモードを使われないよう、ブランドや企業は押しつけがましい印象を与えないようにすることが肝要です。

さらに、同調査では、インフルエンサーとセレブリティが消費者と結び付く鍵を握っていることを明らかになりました。アジア・パシフィック地域の16-24歳のオンラインユーザーの40%、日本においては15%のユーザーが、ブランドについて新聞やブランドの公式サイト、テレビ広告などオフィシャルな情報よりも、他の人がオンラインで言っていることを信用すると答えています。ここでも若者は、インフルエンサー志向の強いグループであり、ブランドが発信する情報よりもブロガーや仲間を信頼しています。年齢の高い世代では、「インフルエンサーのネットワーク」は今もなお友人や家族が中心です。但しこの世代も若年層のトレンドを取り入れていることを考えると、彼らのインスピレーションや情報をソーシャルメディアのインフルエンサーから得ようとするようになる日も近いかもしれません。

 

増え続けるソーシャルチャネルを、ブランド成長のチャンスに

Instagramは高度な編集機能によって魅力的に見えるように手を加えたイメージ共有の場であり、一方のSnapchatは生の瞬間をとらえたユーモアを伝える場です。大切なのは、消費者の利用を妨げることなく、ブランド側が作ったコンテンツを各プラットフォームでの自然な体験としてシームレスに融合させ、一貫したブランド価値を伝えることです。そのためには、ブランドや企業は各プラットフォーム向けのコンテンツ作成に取り組むことが鍵となります。

TIPS1

  • ソーシャルチャネルを広告枠として捉えるのではなく、各プラットフォームが消費者にとってどのような場なのかを理解し、プラットフォーム上のニーズにシームレスに結びつくコンテンツ提供の場と捉えること。

TIPS2

  • インフルエンサーを活用すること。

TIPS3

  • プラットフォーム上で、一貫したブランド価値を伝え続けること。

※Infographicはこちら

調査概要

 

  • 調査名称:『CONNECTED LIFE』
  • 調査内容:媒体の消費、デバイスインフラ、デジタル活動、時間帯別の使用、調査/購買
    (オンライン、オフライン)、回答者プロフィール、分野別タッチポイント、およびオンラインカスタマーサービス。
  • 調査対象:16歳から65歳の週次でインターネットユーザー
  • 調査時期:2016年6月から9月
  • 調査方法:主にインターネット調査(日本含む)。国により対面などオフラインでの調査
  • 対象者数:57ヵ国、約7万人
  • 調査国 :North America(カナダ・アメリカ)/ South America (アルゼンチン・ブラジル・コロンビア・メキシコ・チリ・ペルー)/ Europe (デンマーク・フィンランド・アイルランド・ノルウェー・スウェーデン・フランス・ルクセンブルク・ギリシャ・イタリア・ポルトガル・スペイン・トルコ・ベルギー・ドイツ・オランダ・スイス・イギリス・チェコ・ハンガリー・ポーランド・ウクライナ・ロシア・スロバキア・ルーマニア)/ Asia Pacific (オーストラリア・中国・香港・インド・インドネシア・日本・マレーシア・ミャンマー・ニュージーランド・フィリピン・シンガポール・韓国・台湾・タイ・ベトナム・カンボジア)/ Middle East & Africa (エジプト・ガーナ・イスラエル・ケニヤ・ナイジェリア・サウジアラビア・南アフリカ共和国・アラブ首長国連邦・モンゴル)
  • 調査実施会社:KANTAR TNS

 

本リリースに関するお問い合わせ
株式会社カンター・ジャパン
広報   Tel:03-6859-4254 E-mail:Marketing@kantar.co.jp


KEYWORDS この記事のキーワード: